【雑談】糞が糞であることに慣れた日本のオタク
こんばんは、山科です
今回は主語がデカい人です、よろしくお願いします
・10数年前の神アニメ
前回のブログで唐突に例に挙げたりもしましたが、最近蒼穹のファフナーに嵌ってます
聞いたことあっても見たことない人にわかりやすく説明すると
新世紀エヴァンゲリオンの碇ゲンドウが真人間な代わりに、ロボットがエヴァよりもっとやばくて乗ったらじわじわ死ぬ世界
って感じです。わかりますか。ぼくらのとか最終兵器彼女とかそういう方向に近いかもしんない。放映時期もそのくらいで2004年のモノです
この作品とにかくエヴァが好きすぎるでしょうってところがあって
舞台である竜宮島は、まんま第三新東京のように、防衛モードになるとミサイルランチャーとか防衛隔壁とかが、堤防を割ってにょきにょきと生えてきたり
島の奥深くには、フェストゥム(使徒みたいなもんです)が狙っているリリスの代わりの女の子が眠ってたりします
でも頻出するリスペクトを下敷きに、エヴァじゃ語られなかった少年少女や、エヴァよりだいぶまともな周りの大人たちの人間模様が描かれていたり
「あなたはそこにいますか」という、かつて人類が宇宙に向けて送ったメッセージが、作品の根幹テーマを貫いていたりして
ついでにセリフを多用しないで、無言の返答や間が作りだすなんとも言えない味があったりもして
作画は今から見れば確かに古臭いところもあるんですが、でも今から見てもかなり面白い名作アニメなんです、ファフナー
じゃあなんで糞が糞なんて攻撃的なタイトルにしたかと言うと、まずこいつらの存在ね
・糞
カードゲーム関係あるのかよ。あります
DQRやってない人に説明すると上が増える次元の魔女ドロシーで、
下がフリーザ様です
やばさが字面で伝わったでしょうか。ならおーけーです
つまり糞です
要するにアレなんすよ
わざとぶっ壊れを導入することで環境の流動性を無理に作ろうみたいな、よくあるアレ
経験ありませんか、そういうの?
僕の極めて狭い視野の中での話なんで、違う世界もあるかもしんないんですけど
〇〇に目を瞑れば面白いとか。嫌なら〇〇使えよとか
オタク、そういうのに慣れてきてません?
結局、糞な訳でしょ
「くぅ~、相手のお願い魔術師のタロットから増えたのはまさかのしんりゅう! そのまま6枚ドローされつつ盤面には7/7 6/7 6/7の守護が並んで相手リーダーが10点回復したうえにこっちの盤面は更地にされちまったのが全部1ターンの出来事だぜ! やるなぁ!!」
みたいになる人います?
たぶん立場を逆にした相手側は「やっぱりしんりゅうなんだよなぁ」みたいな気持ちになってるだろうし
それが動画配信でもしてようものなら、「うおおぉおお」「これが『プレイング』」みたいなコメントが並ぶ光景とかも、僕らは割と目にするわけじゃないですか
しかしちょっと待ってほしい
そこに発生したままの糞はどうなるのか
処理を押し付けられるのは、ただゲームに負けたというだけの人間です
そんな理不尽なことがあるか
・EXODUS
ファフナーはどこ行ったんだ
ここにあります
僕が悲しい気持ちになったのがDQRのランクマッチと合わせて、2015年放映の蒼穹のファフナー、前日譚と映画版を経て10年ぶりの新作となったこのシリーズを視聴したことにもあります
っていうか、現在視聴中です。最終話直前、25話まで来ました
面白くないです
キャラが増えすぎて掘り下げが浅いとか、竜宮島の面々がとにかく自分たちの目的を持たないで別のグループに追従してるだけとか、新同化現象の起きるきっかけとか原理が謎なもんで説得力が薄いとか、思うところは色々あるんですけど
ひどいのがセリフが変わらないこと
今作で一番の重要人物であるはずの、受胎機能を失った日本人から唯一産まれた人類の希望、フェストゥムと対話を果たす幼女、日野美羽ちゃんは徹頭徹尾、フェストゥムの出現に合わせて「怖いよママ」っていうだけのフェストゥム探知ロボだったし、三代目まで代替わりした少年少女パイロットたちの戦闘シーンはほとんど「うおおおぉ」って叫んでるだけで終わるからね。オープンレックのプロリスナーだってもうちょっと色々喋るよ
憧れの先輩から受け継いだヘルメットで、戦闘中だけ「ゴウバイン」ってマンガのキャラクターそのものに、意識が変性する女の子が出てきて、「ゴウバインプログラム起動!!」って思いっきりなりきりながら叫ぶんですけど、それに対する反応が序盤から最終話近辺までずっと「そんなプログラムはない」なんですよ。実はメカニックリーダーのおやっさんが「ゴウバイン」の作者「大粒あんこ」その人とか、もう美味しい設定があるのになぜか、「そうくると思って用意しといたぜ、ゴウバインプログラム!!」みたいなアツイ展開は、いまだに現れないんですよ
なぜなのか
きわめて好意的にみるとそれはつまり「同化現象、という心が変質し無に帰する病、人類の敵フェストゥムの最大最強の武器」を克服しつつある人間を描いた、ってことなのかもしれないですけど、つまり「最後まで変わらない」ということを描こうとした可能性もあるんだけど
でもそれって退屈で、ちょっと絶望的な気持ちになります
いつまでこんなものを見せられているのかという気分で、最終話まで連れてこられてしまいました
そういえばコードギアスの亡国のアキトを見た時にもこんな気持ちになりました
糞に対する対処法、みたいなものを、要領のいい人たちはもうとっくに心得ているのかもしれません。DQRじゃ某自称大魔王製のスライム魔法陣が環境を動かしてるとかいないとか。オタク死んだがって笑いながらポテチ食うペンギンのようなのが賢いやり方なのかもしれない。単純に僕はゲームも上手くないし
でもやっぱ、糞の処理には慣れたくねぇなぁ、と思いながらそろそろexodusの26話を見てきます。果たして「そんなこともあろうかと」は訪れるんでしょうか。訪れないような気がします
そんな蒼穹のファフナーですが、2019年には完全新作「THE BYOND」の公開も控えております。期待して待て
山科でした