山科のブログ

DCGのデッキ構築とか

【シャドバ】リントが熱い【リント】

お久しぶりです、山科です

マナリアナーフに「フレンズ」への忖度、絡んじまったか? といった感じの昨今です、お元気でしょうか

 

最近ドラゴン使ってたんですけど、やっぱ『ポセ政宗』って気持ちいいじゃないですか。アルティメット必殺技感ある

あぁいうのってたぶん設計時から、やられる側のクソっぷりは度外視してて、垂れ流す側の気持ちよさだけが重視されてる、なんてことはもう口に出すのもはばかられるくらいのオタク常識です

【ハンドバフヴァンプ】を使ってるときはまじで《政宗》今すぐ消せって思ってたんですが、【ドラゴニュートランプドラゴン】とか使ってるときは、「え、《政宗》って言うほど強くなくない? 10ppまで腐るし。でゅくし」とかいう気持ちになります。

そういう原理が「強いと思われるカードも使ってみれば弱さに気づく」なんてもっともらしい言葉で正当化されるあたりe-sportsは深い。プレイしている者どもにまったく配慮したくないゲームでは、強いコンボは使い得。オタクはほんとクソ

が、『ポセ政宗』が強いのはマナリア対策しようと横並べを頑張ってるロイヤルネクロとその他の有象無象に対してでしかなくて、《炎獅子》ナーフ(に見せかけた実質《アイテール》ナーフ)の結果ロイヤルが数を減らしそうな昨今、やはり我々は王者マナリアに目を向けなければなりません

 

マナリアの強さは感じた範囲で簡単に列挙すると、

まず《炎の握撃》や《ウィンドブラスト》を介した縦の除去の強さ。さらに《ミラ》《アン》《狂信者》を搦めた踏み倒しインチキ展開。守りに回れば《グレア》と《ガーディアンゴーレム》《防陣つきゴーレム》といった豊富な守護によって、終盤の疾走もシャットアウト。ロングゲームにもつれれば《アンの大魔法》で締め。

と、「2Tに2/2が出ずらい」という点以外ではほぼ隙が無い

まともに戦おうとすれば、「豊富な除去と盾をかわしながら、ミラやアンといった0コスト集団をスマートに処理し、大魔法が飛んでくる10ターン目までに勝負を決める」なんて芸当が出来るデッキもあるわけがなく、先1ゴブリンからグレア進化が飛んでくる後4までにゲームを決める方が楽なわけです。先1ゴブリンいつまでたっても弱くなんねーな

 

でも、実は、そんな芸当が出来るデッキもありました

今、【リントドラゴン】が楽しい

f:id:yamasinano:20190118100557p:plain

終盤の守護が突破できないなら、守護無視疾走をぶん投げればいいんです。こういう発想に誘導してくるあたり、シャドウバースってほんとうにいいゲームですね

 

追加カードの中ではまず《侮蔑の嘲笑》が2コス3点ダメージでシンプルに偉い。さらに《正義のドラグーン》も顔面を削りつつドローできる《ドラゴンクロー》をハンド消費なしで加えるのが、中盤以降受けに回るこのデッキではかなり使いやすいです。ジャスティス。

 

対マナリアで重視される「後攻9ターン目に《リントヴルム》を決められるのか?」という点については、うまく回せば可能だと思う。平均9~10ターンが今の感じの目安で、僕はかなりめちゃくちゃなプレイをする人なので、突き詰めていけばもっと安定感も増しそう。ただし序盤に顔を削っておかないと、リントを2連打する暇はあまりないので厳しい。そんなわけで2~3コスをかなり詰めてみた。

 

序盤は安定感を持った展開で顔を削りながらスペルを手にし、中盤盤面を取られてからは除去に回り《リントヴルム》でフィニッシュする。

分かりやすくかつ選択肢も多く、デッキパワーもほどほどなので、「アルネオやっててたまにはドロー運の絡むカードゲームがやりてえ」ってなってる人にもおすすめです。

このデッキのもう一つの強みはチョイスカードを複数採用していることにもあって、横展開の強いデッキには《殺竜剣》や《竜の翼》でリソースを削ぎ、強力な蓋を持ったデッキには《活竜剣》や《ドラゴンクロー》でランプしたり顔を詰めたりといった判断も楽しい丸いデッキです

 

採用カード

《マリオン》 

前に入ってた《まどろみの白竜》の体力1が、2Tの動きとして弱すぎて、なんかスペル手に入る2/2/2おらんのかと、探したらいたオカマ。

基本的にスーパーバリューカードを1コス2打点のカスに変えるので弱いんですが、例えば対マナリアの《フィルレイン》とか、《白亜の指令》から手に入った《ドラゴン》とか、手札でポーカーしてる3枚目の《リントヴルム》とか、「そのマッチアップ、その相手では腐る」カードをスペルブースト+1に変えれるのが使える。

ただ、こいつが一番欲しい2T目は手札が揃ってないから、どれも必要でしょみたいな場面が頻発してそこではまじで弱い。先読み力が問われる。

 

アドラメレク

3コス払って2枚ドローしてる暇なんかあるの? と思ってたけれども、そもそもこのデッキハンド涸れるんでないと回らなかった。中盤以降盤面を取る必要に駆られることがあまりないので、1,2回PPブーストできてれば普通に使う余裕もあった。3枚積むべきくらいに依存している。ていうかハンドが増えるカードがこれしかないんですよね。

 

《破竜激震》

《正義のドラグーン》経由の《竜の翼》、《侮蔑の嘲笑》のエンハンスと、全体ダメージが二つ増えてだいぶ使いやすくなった。守護のないデッキで盤面を空のまま明け渡す動き自体は弱いので、何か変えるならこれか《マリオン》だと思う。

 

不採用カード

ガロア

さすがに5コス払って4/4を盤面に出す動きは弱そうなので不採用。リントが9Tに手札にこない展開もそれなりにあるので、もしかしたら入れてもいいのかもしれない。

 

《ポセイドン》

2/1/3を出すスペルのおまけにポセイドンがついてくる、みたいな運用をしたら強そう。ナーフ後目に見えてエルフが増えたりしているので全然あり。

 

回し方

序盤はとにかくテンポをとっていきます。2,3コストが半分以上を占めているので、5Tまではテンポムーブをかなり取りやすい構成になっているはず。

そうして顔を8点前後削ったら、後は《ドラゴニュートの威圧》や《ドラゴンクロー》も利用しながら顔を詰めつつ、盤面処理に回って、リントを探しながら10カウントを進めます。

《威圧》と《激震》のコンボや《ゾーイ》で遅延、無事に《リントヴルム》がハンドにきたら10点疾走を決めましょう。

 

マリガン

基本的に《竜の託宣》は返してオーケー。特に対マナリアでは先攻後攻4Tまでに盤面に3体展開できているかが大事です。

《アイラ》《正義のドラグーン》《オルカの大渦》のような手札から始められるのが理想

《ゾーイ》は1T目からスペルカウントを増やせる神カードなのでキープします。先攻の《マリオン》はハンド切れに困ることも多いので、対ロイヤルネクロ以外では返したりとか、対面が展開型の後手なら除去スペルとか、エルフロイヤル対面では《威圧》もキープとか、そのへんは雰囲気で

 

感想

《リントヴルム》は好きでたびたび使ってたんですが、実は徐々に強化されてて、パーツが揃ってる今が一番強いかもしれない。エルフメタするとマナリアが出て、マナリアメタするとエルフが出てくるような方は、こういうチョイスデッキもいかが